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植物の昼寝について

葉の細胞にある葉緑体で進行する光合成によって、太陽光のエネルギーを利用して二酸化炭素を固定し、糖が合成されます。これが葉緑体から葉の細胞に移動し、茎、幹の維管束を通って、新しい葉や、根、実など光合成ができない組織に送られ(転流)、これらの組織の成長の基となります。

昼間の強い日差しでは葉緑体での光合成による糖の合成速度は、糖の転流速度より高いため、日の出と共に始まる光合成によって葉緑体の糖の濃度が徐々に高くなります。そのため葉緑体、葉の細胞の浸透圧が高くなり、葉緑体の光合成機能を抑制するようになります。これから逃ために葉緑体で糖から(浸透圧を高めることのない)デンプンを合成し、葉緑体が糖の浸透圧によってその機能が失われるのを防いでいます。従ってデンプンを葉緑体にためることのできる植物は、浸透圧の作用からある程度逃れることができます。それでも太陽光を受ける時間が長くなるにつれ、葉緑体にデンプンが一杯に詰まった状態になります。そこで光合成を休む(昼寝)することになるのです。ちょっと難しかったですね。最先端の植物の話なので「こんなこともあるんだね…」と、記憶にとどめていただけるとよいかと思います。

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